神風のRockけもの道
我が家の“けもの道”に散らばっている音楽(主にHM/HRを中心とするRock)のこと、その他に思っていることを徒然なるままに
TREAT Japan Tour 2017 (東京)
2年以上ぶりに更新します(苦笑)。
しかも、更新しようとした動機が、前回更新(その時も約1年ぶり)のときとまったく同じというのも凄いと思っちゃいました。
その動機とは、北欧メロディアスハードロックの雄、TREATの素晴らしいライブを観て感動したということです。
前回のブログで解散する前に単独で来日してほしいという希望を綴っていたのですが、バンドは解散を撤回してアルバムを作り、このたび単独公演を行いました。つまり約2年半の歳月を経て前回の投稿で書いた希望が叶い、それについてまた投稿をするという綺麗な流れでのブログ再開というわけです(笑)。

前置きが長くなりましたが、本日(5/17)渋谷クラブクアトロでのTREATの来日公演を見に行きました。僕は1990年(だったかな?)の初来日の時から毎回TREATは観ていて、今回で3回目です。そして、それは曲よし、演奏よし、歌よしの素晴らしいものでした。

僕にとっては非常に思い入れのあるバンドではありますが、明日、明後日とMEGADETH/ANTHRAXの東京公演もあるしそんなに客は入らないんじゃないのかなと思っていましたが、フロアをぐるっと囲む通路もほぼ人で埋まった満員に近い状態でした。目下のところの最新スタジオアルバム”Ghost Of Graceland”が素晴らしい内容だったからか、僕と同年代かやや上ぐらいの人が多かったものの、若い人も結構いるなという印象でした。
ほぼ定刻どおりに場内が暗転しSEが流れ、大歓声の中メンバーがステージに登場し、ショウはアルバムのオープニングチューンの’Ghost Of Graceland’で幕を開けました。ミッドテンポのちょっと地味目な曲ではありますが、会場を温めるには十分でした。
セットリストの基本構成は最近リリースされたライブアルバムとほぼ同じで、最新作からのキャッチーな曲を(全曲キャッチーですが)2曲プレイした後、彼らが日本でブレイクしたアルバム”Organaized Crime”のオープニング曲、’Ready For The Taking’を演奏しました。僕としてはガッツポーズもので、最初の泣きが入ります(笑)。
曲順はちゃんと覚えていないので実際と前後していることがあるかもしれませんが、そこは目をつぶっていただくとして、復活第1作目の”Coup De Grace”収録の名曲’Papertiger’をプレイし、最新作のバラード調の’Do Your Own Stunts’へと続いた後、僕の涙腺を決壊させる曲に流れ込んでいきました。
3rdアルバム”Dreamhunter”の1曲目の’Sole Surviver’のイントロSEが流れ既に歓喜の状態になっているのですが、これが3rdアルバム収録曲のメドレーの始まりだったのです。アルバムの流れ通りに最初の5曲がメドレーで演奏されたのですが、すなわち僕の大好きな曲’Take Me On Your Wings’が含まれているのです。メドレーの一部とはいえ、この曲をライブで聴けるとは夢にも思っていなかったので、サビを一緒に歌いながらまた泣きが入りました(笑)。人前なのでリアルに涙を流さないように堪えましたが、気持ち的には号泣です(笑)。
その後、さらにアルバムの流れ通り6曲目の’Outlaw’がフルコーラス演奏され、それだけで感動なのに、僕が一番好きなアルバムである2nd”The Pleasure Principle”に収録されている’Lovestroke’まで演奏され、またまた泣きです。
ライブで初めて演奏するという最新作からの’Inferno’から前作収録のサビが印象的な’Roar’へと流れた後、ショウはクライマックスに向かいます。TREATの代名詞と言ってもいい、北欧メタル史上、いやすべてのHM/HRの中でも名曲中の名曲の1つに数えられるであろう’Get You On The Run’です。前回の来日の時もそうでしたが、拳をあげながらサビの大合唱をし、気持ち的には大号泣です。ここまでくると、リアルな涙も押さえきれない状態です(爆)。
”Organaized Crime”収録のキレのいいリフとタッピングを使ったスリリングなソロが特徴的な名曲’Conspiracy’で本編は幕を閉じました。
ほどなくしてアンコールに応じてステージに出てきたバンドは、前作からのメロディアスな佳曲’Skies Of Mongolia’、’We Own The Night’をプレイした後、彼らの最大のヒット曲’World Of Promises’をプレイし、約1時間半のショウは終演を迎えたのでした。

いい曲をたくさん持っているバンドの宿命として、聴きたかったのに演ってくれなかった曲があるのは仕方ないのですが(しかも1曲や2曲ではない)、それを差し引いても満点に近い満足度でした。最近ライブに行く頻度がぐっと減ったとはいえ、ちょっと声が枯れるぐらい歌ったのなんて久しぶりです。
しみじみと「生きていてよかった」と思ってしまいました。いい音楽は人を幸せな気持ちにしてくれるんですね。
なんで明日(18日)の休暇を取って大阪のチケットを取っておかなかったんだろうという後悔はあったものの(笑)、今日はいい夢を見られそうです。
<Setlist>(正確ではないと思います…)
1. Ghost Of Graceland 2. Better The Devil You Know 3. Nonstop Madness 4. Ready For The Taking 5. Papertiger 6. Do Your Own Stunts 7. Medley:Sole Surviver~You Are The One I Want~Take Me On Your Wings~Best Of Me~Dancing On The Edge 8. Outlaw 9. Lovestroke 10. Inferno 11. Roar 12. Get You On The Run 13. Conspiracy (encore) 14. Skies Of Mongolia 15. We Own The Night 16. World Of Promises
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Kawasaki Rock City vol.3
1年半以上ぶりにブログを更新します(苦笑)。
仕事を中心にパンパンの生活だったので、ブログ更新ができていなかったのですが、多少余裕ができたのと、素晴らしいライブを観てしまったので、ブログを更新する決心(笑)をしたというわけです。

1月10日、2015年初のライブをクラブ・チッタ川崎に観に行きました。
それが、今回でVol.3になるKawasaki Rock Cityで、メインはEuropeでしたが、僕の目当てはTreatでした。あともう一バンド、Crashdietも出て、3バンドにしてはチケットは少々高めな感は否めないものの、Treatが観られるならと思いチケットを買いました。そして、その判断は正しかったという結論になりました。

【Crashdiet】
17:00ちょうどぐらいに、トップバッターのCrashdietのショウがスタートしました。僕もアルバム4枚すべて持っていますが、聴きこんだのは1stだけなので、曲はよくわかりませんでしたが、いかにも彼ららしい曲が次から次へと演奏されてカッコいいなと思いました。
が、しかし、曲はカッコいいものの、ステージパフォーマンスがこなれていないというか、アルバムを4枚も出しているバンドにしてはアピールが弱いんじゃないの?という印象でした。なかなか経験を積むチャンスも少ないのかもしれませんが、もうちょっと客を煽るというか、盛り上げるためのパフォーマンスが必要なのではないか、と思いました。もったいないです。
だからなのか、会場全体の盛り上がりはイマイチな感じでした。
翌日はVoの体調不良でお休みだったとも聞きましたが、もしかして、この日のオーディエンスの反応が悪かったから落ち込んじゃったのかななんて勘ぐってしまいましたが…

【Treat】
30分ほどのセットチェンジの後、Treatが登場しました。前から思っているのですが、このセットチェンジが長すぎるのではないかと。アメリカでフェスを何回か観ていますが、(例えばオズフェストでは)もっとスピーディーです。
それは置いておいて、最新作のCoup De Graceの1曲目のWar Is Overでスタートしたこの日のTreatのショウは本当に素晴らしかったです。おそらくEurope目当てのファンもCrashdiet目当てのファンも魅了したのではないかと思います。
彼らのアルバムには駄作は1枚もなく、曲が良いのは当たり前ですが、演奏もタイトだし、派手なパフォーマンスはないものの、会場をTreatのペースに持っていくのがうまく、長いキャリアに裏打ちされた確固たるスタイルをいかんなく発揮してくれたのではないかと思います。
最新作のCoup De Graceの曲が中心になるのは当然だとは思いますが、(マッツ・レヴィンが歌ったアルバムを除く)各アルバムからバランスよく構成されたセットリストも素晴らしかったです。
もうバンドは解散を表明しているとのことで、彼らのショウを観られるのはこれが最後だろうという思いでいたので、彼らを象徴するといっても過言ではない名曲Get You On The Runのサビを合唱していた時などは感極まってしまい、本当に涙が出そうになってしまったぐらいでした。
アンコールを含む約1時間15分のショウでしたが、もっと観ていたかったです。1990年8月の初来日の時にも1度観ていて、今回で2回目ですが、なんでもっと観なかったんだろうと後悔してしまうほどでした。解散してしまう前にもう1度、単独で来日して、もっと長いショウをやってもらいたいものです…
<Setlist>
1. Coup De Grace 2. War Is Over 3. Strike Without A Warning 4. Ready For A Taking 5. Papertiger 6. Medley:Changes~Rev It Up~Party All Over~Too Wild 7. Roar 8. I Burn For You 9. We Own The Night 10. Sole Surviver 11. Gimme One More Night 12. Get You On The Run 13. Conspiracy (encore) 14. Skies Of Mongolia 15. World Of Promises

【Europe】
Europeについては、残念ながら期待外れでした…
新しめの曲は知らないし、あまり好きにもなれないし、そういった曲のへヴィな音像で古い曲を演奏されても、モッサリした印象になってしまうし、パッとしませんでした。
セットリストも個人的な好みからすると、イマイチでした。僕の周り観ていたお客さんも、古い名曲と最近の曲で、明らかに反応が違ったと思います。
最近の自分たちをアピールするのは当然といえば当然だと思いますが、自分たちがオーディエンスに何を求められているのかを理解できていないバンド、という風に僕の目には映ってしまいました。

とはいえ、お目当てだったTreatが素晴らしいショウを魅せてくれたので、いい気分で帰路についたのでした。
Electric Empire in Blue Note Tokyo
お盆休みも終わりに近づき、ブルーな気分になってきました。ブルーにかけたダジャレというわけではありませんが、Blue Note Tokyoにライブを観に行きました。
今日、観てきたのはElectric Empireです。先月、Blue Noteにラリー・カールトンを観にいったときに彼らがライブをやることを知り、これは観ておかないと、と思ってチケットを予約しました。

もともと、半年(?)ぐらい前に深夜のテレビでマーヴィン・ゲイか何かの特集をやっているのをたまたま見ていて、そのときにチラッと映像が映っただけにもかかわらず気になってしまい、CDを買いました(日本盤も出ています)。
一言では言いにくいですが、あえて言えばソウル・ミュージックをプレイするバンドで、メンバーは若そうなのに渋い音楽を演る人たちで気に入っていました。

今日は18:00からの1stショウを見ることにしていたので、受付時間の16:30ぐらいに行きました。自分はお盆休みですが、平日は平日だし、行ったときは人はまばらで、受付番号は16番でいい席に座ることが出来ました。
満員ではなかったみたいですが、そこそこの客の入りだったと思います。

ほぼ定刻に4人のメンバーが登場し、ショウがスタートしました。4人のうちベースはおそらくサポート・ミュージシャンで、それ以外のギター、ドラム、キーボードの3人のメンバーがそれぞれ代わる代わるリードVoを取るというスタイルでしたが、みんな歌が上手い!ファルセットなどもうまく使いながら、ソウルフルに歌い上げるというのは3人とも共通ですが、それぞれにいい味を出していてかっこよかったです。
リードVoが3人もいるから、コーラスがまたぶ厚くて美しいんです。

基本的にヴォーカル・オリエンテッドな音楽ではありますが、楽器の演奏も安定していました。ジャンル的に派手なテクニックで弾き倒すスタイルではありませんが、ちょっとしたフレーズセンスには耳をひきつけられるものがありました。
ベーシストが結構動き回るランニング・ベースをプレイしていましたが、あくまでリズム隊に徹していながら曲に色を添えるという素晴らしい演奏だったと思います。

会場も大盛り上がりで、最後の曲では会場総立ちとなり、熱気に包まれたままショウは終わりました。

夏の夜に、お酒をおいしくしてくれるお洒落な大人の音楽を聴けたという想いで、満足でした。
当初、一緒に観にいく予定で直前でこられなくなってしまったごっちゃんの残念がる顔が思い浮かぶようです(笑)。

CDを聴いたときから、基本的にはソウルだけどその一言で片付かない音楽性を持ったバンドだと思っていましたが、ライブでそれが更に顕著に現れていました。
新曲が2曲演奏されましたが、その曲もかっこよかったので、新作を引っ提げてまた来日してくれるのを楽しみに待ちたいと思います。
KARASIA 2012 on WOWOW
今年5月に日本中を興奮の渦に巻き込んだ(?)KARAの1st Japan Toru "KARASIA 2012"が、本日(日付は前日の7月15日ですが)にWOWOWで放送されました。

つい最近、WOWOWに加入したので、これを見ることが出来ました(というか、これを観るために加入した?笑)。

放送されたのは、ツアー最終日、5月28日のさいたまスーパーアリーナでの模様でした。
あのとき(僕が見にいったのは前日の27日ですが)の様子を思い出させるような、迫力の映像だったと思います。

単なる人気の女の子グループのコンサートという枠を超えた、作りこまれたエンターテイメントショーだったということを改めて感じましたね。
日本のアイドルグループ(実際にコンサートを見にいったことはありませんが…)は、完全に水をあけられていると思います。
韓国は国策としてこういったアーティストの育成をやっているらしく、エリート中のエリートだから当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、欧米のポップスターのアリーナでのショーを彷彿とさせる部分もあったりする、というのが個人的な感想です。

ただ、番組の編集に関しては、名曲Stepがカットされていたことと、二コルのソロタイムでのBeat It(もちろんマイケル・ジャクソンのカバー)のダンスのカメラワークがいまいちだったという残念なところもありました…

そのうちDVDが発売されそうな気もしますが、そのときにはStepも収録してほしいな、と。
新旧ナンバーワンHMシンガーライブ(その2)
昨日は、“旧”ナンバーワンシンガー(まだ現役なのに、ちょっと失礼ですがご容赦を…)のいるバンド、JUDAS PRIESTのライブレポートを書きましたが、JUDAS PRIESTの武道館公演の翌日である2月18日に、“新”ナンバーワンシンガー(こちらも新人ではないので、いささか失礼ではありますが…)のライブを観ました。

それは、本ブログでも何回か書いていますが、僕が現存するHMシンガーで世界ナンバーワンだと思っている「アニキ」こと下山武徳を擁するSABER TIGERです。
昨年バンドの30周年に併せて発表された“Paragraph Ⅳ”に伴うツアーの締めくくりの、原宿アストロホールで行われたワンマンライブ2Days の1日目(本当は2日目も行きたかったのですが行けませんでした)に行ってきました。

開始30分前ぐらいに会場に到着しましたが、ぎゅうぎゅう詰めで息苦しくならない程度にオーディエンスで埋まっているという、ちょうどいい感じでした。
Pragraph ⅣのジャケットのデザインのTシャツを買い、ドリンクチケットと交換したビールを飲みながら、SABER TIGERのライブでいつも一緒になる知り合いのSさんと話をしながら開演を待ちました。

程なくして、ほぼ定刻(だったかな?)に会場は暗転し、SEの“Rise 2001”をバックにバンドのメンバーがステージに登場してきて、木下御大のギターからまず弾きだされたのは“Fading, Crying Star”のイントロでした。
僕も大好きな曲で、会場はいきなりハイテンションになりました。
僕は今のメンバー(ベースが交代してから)でのライブを観るのは初めてでしたが、まったく違和感のないいつものパワフルなSABER TIGERでした。
2曲目は“The Vague Blessings”。またまた大好きな曲で僕も熱くなりました。

2曲終わって、アニキのMCが入りました。この日もアニキのMCが4、5回はあったと思いますが、いつもどおりウェットに富んだしゃべりで、笑わせてもらいました(漫談をしているわけではありませんが。笑)。

この日は、30年を振り返るというセットリストだったそうで、日本語の歌詞の曲も多く披露されましたが、オリジナルアルバムとしては一番新しい“Decisive”からの曲も多く演奏されました。
“Decisive”の曲は、CDで聴くのよりも荒々しさが増してかっこよかったです。

詳しいセットリストは覚えていませんが、3、4回のアンコールを含む約2時間半のショウは、これぞHeavy Metal!といえる素晴らしいライブだったと思います。
曲は新旧織り交ぜながらも一貫して高品質の正統派HMチューンが並び、それを強力なリズム隊、テクニカルでありエモーショナルな2人のギタリストが演奏し、さらにそこに世界ナンバーワンHMシンガー下山武徳が歌うわけですから、悪いはずがないんですけどね。
MCで何回も、今日は調子が良いと言っていましたが、圧倒的な声量と幅広い声域と、見事なまでに感情移入された歌は魂を揺さぶられる思いがしました。

前日に見たJUDAS PRIESTと比べれば、もちろんバンドとしての格も人気もぜんぜん違いますが、本物のHMがここ日本でも正しく継承されていることを改めて目の当たりにし、心強く思いました。