神風のRockけもの道
我が家の“けもの道”に散らばっている音楽(主にHM/HRを中心とするRock)のこと、その他に思っていることを徒然なるままに
Scream / Ozzy Osbourne


ついに、このブログで書こうと思っていたような内容の記事にたどり着きました(笑)。
最初に何を書こうかなと思っていましたが、やはり旬なアルバムからということで、LOUD PARK2010での来日が決まった“帝王”オジーの最新アルバム“Scream”についての所感を書き連ねていこうと思います。

本作から新加入のギタリストであるガスGがプレイしているアルバムになるわけですが、ちょっと心配していたことが的中してしまったアルバムになっちゃいましたね…

なんていう書き方をすると、アルバムの出来が悪いかのようにきこえてしまうかもしれませんが、オジーのアルバムだけあって、よく出来たアルバムだと思います。
ここ数作の延長線上にあるといっていいと思いますが、モダンではないけれど、かといって古臭さを一切感じさせないオジー的なグルーブ感/ヘヴィネスを基調として、それをタイトな演奏とテクニカルなギター、そして唯一無二の(最近、そっくりさんのシンガーが何人もいるじゃないか、というツッコミはご勘弁を…笑)オジーの歌で聴かせる好作です。
ある意味「金太郎飴」的な期待通りの仕上がりじゃないかと思います。

では、的中してしまった心配事とは何だったのかというと、それはガスGのアルバムにおける役割、仕事ぶりです。

オジーはスター性のあるギタリストを発掘する名人(?)として名高いことは周知の通りで、歴代のギタリスト(ここではスタジオアルバムでプレイした3人に限定して書きます)であるランディ・ローズ、ジェイクEリー、ザック・ワイルドはそれぞれに強烈な個性を持ち、それを作品の中で十二分に発揮したギタリストでした。そして、各アルバムの雰囲気、サウンドはギタリストのカラーによって特徴付けられていると僕は思っています。

ガスGは、テクニカルな若手ギタリスト達の中でもトップクラスの素晴らしい技術を持ったギタリストだと思っているし、ルックスもいいんだけど…歴代ギタリスト達のような強烈な個性ゆえの我(が)をさらけ出すという印象がなかったのです。
そして、本作においても、過去のアルバム群にはなかったカラーでアルバムを彩るような個性的なプレイは聴かれなかったという…

逆に、あろうことか、ザックのスタイルをなぞったかのようなプレイが聴かれてしまったのが残念でした。「ザックってこういうリフとかソロを弾くよね」みたいな印象を与えるようなプレイがあちこちで聴かれ、その傾向は特にアルバム前半で顕著だと思いましたね。個人的にも7曲目ぐらいから後の方が好きですね。

DOKKENにおけるジョン・レビンの立ち位置、仕事振り(ジョージ・リンチそっくりのプレイ)は素晴らしいと思いますが、「オジーのギタリストに求められているのってそうじゃないだろ」と思うわけです(ちょっと厳しい言い草?)。

ある程度の知名度をもったギタリストだからこそ、自分のスタイルを出せなかったのか、元から曲があったからそれにあわせて器用にプレイしたのか、オジーから指示があったのか…
まったく無名のギタリストを発掘しても良かったんじゃないかなとか思っちゃったりもしました。最近の若いギタリストはみんな上手いし。

でも、ライブではガスGらしいプレイも聴かれそうだし(特に、ランディやジェイクの時代の曲)、ラウパでのステージに期待しましょう!!

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