神風のRockけもの道
我が家の“けもの道”に散らばっている音楽(主にHM/HRを中心とするRock)のこと、その他に思っていることを徒然なるままに
極・夜(Polar Night)/霜凍前夜(FROSTY EVE)


漢字とアルファベット、どっちが正式名称でどっちが補足なのかはわかりませんが、このバンド名やジャケットの絵を見て、勘のいい人なら気づくと思いますが(ていうか、普通気づくだろう。笑)、中国出身のバンドです。
ということで、今回は霜凍前夜というバンドが2009年にリリースしたアルバムを紹介します。

中国といえば、GDPも日本を抜いて世界2位、アメリカ国民に対する意識調査でアジアで重要な国も日本を抜いて1位となり、文字通り世界の大国になりましたが、そうはいっても政府の厳しい統制が敷かれた共産主義国家なわけで、実際のところ欧米の文化がどれほど浸透しているのかは日本から見ている限りではよくわかりません。
10年近く前に、仕事の関係で上海に行きましたが、そのときも上海の中心部以外はまだまだ途上国というイメージが強く、ホテルと空港以外では英語も通じない国でした(自分の英語も片言ですが…)。
実際、経済やスポーツは世界のトップクラスにありますが、(欧米的な)エンターテイメントの世界ではまだまだこれからなのかなと感じています。

そんな僕の中国に対するイメージからは、メタルもそんなにレベルは高くないのだろうと思っていました。
しかし、侮ってはいけません…。このバンドはカッコいいです。

今は名古屋本店のみの営業になってしまったDisc Heavenがまだ新宿に店舗があった頃、店内で試奏してもらったこのCDを即買したのです。

やっている音楽は、大雑把に言えばCHILDREN OF BODOMの系列に分類されるであろう、キーボードをふんだんにフィーチャーしたメロデスです。

このバンドのどこに魅かれるかというと、何しろ曲がカッコいいです。
メロデスとはいっても、Voのシャウト以外はむしろ正統派HM的な音楽で、キーボードの使い方もツボを得た感じです。

やはり同じアジア人でメロディセンスが我々日本人と近いのか、琴線に触れるメロディがあちこちに散りばめられていて、ギタリストのリフ作りのセンスはなかなかのものだと思います。
たまに80年代のジャパメタを思い起こすかのようなテイストのリフやメロディが顔を出すあたり、僕好みなんでしょうね。

ギタリストは、アレキシのように派手なテクニックで弾きまくるタイプではありませんが、しっかりとしたテクニックを持って安定したプレイを聞かせるギタリストだと思います。そのほかの人たちの演奏も安心して聴けるレベルだと思います

ただ、サウンドプロダクション等も含めて、まだ一流といえるレベルではないということも確かだとは思います。

皆さんもご承知のとおり、何しろ中国は模倣上手な国で、その国民がやっているバンドですから、今はまだ高品質のコピー品というのが実態かもしれません。これからもっとオリジナリティ(中国らしさ)を出して、サウンドプロダクション等に力を入れてしっかりやっていけば、中国国外で戦えるポテンシャルを持ったバンドだと思うので、今後の動向を見守っていきたいと思います。
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