神風のRockけもの道
我が家の“けもの道”に散らばっている音楽(主にHM/HRを中心とするRock)のこと、その他に思っていることを徒然なるままに
Saber Tiger / SABER TIGER

土曜日に、DJイベント“Defender Of The Faith”にいつも来てくれる常連さんたちと忘年会をやったのですが、そのときに、このブログをブックマークに入れてくれてるという方がいて、「あまり更新してないですね」と核心をつかれてしまいました(笑)。
ブックマークに登録してくれている人がいるのに、いつ見ても同じ記事ばかりというのは失礼だろうということで、これからはがんばって、出来るだけ(努力目標ということで…)頻繁に更新しようと思います。

ということで、その忘年会の時に、上の方とは別の方に強力に推薦した、わが日本が世界に誇る札幌出身のバンド、SABER TIGERの2001年のアルバム“Saber Tiger”について書きます。

SABER TIGERについては、だいぶ前にライブレポートを書きましたが、大好きなバンドで、今年、新作の“Dicisive”もリリースされましたが、一番好きなアルバムを紹介することにしました。
このアルバムは、自分にとってはHeavy Metalという音楽の一つの「理想郷」のようなアルバムで、無人島に持っていく10枚のCDの中に間違いなくリストアップされる、そんな素敵なアルバムなのです。

SABER TIGERは曲も演奏も素晴らしいのですが、その中で特に好きなのが、下山武徳(通称アニキ)のVoです。
好き嫌いの分かれる極めて個性の強いシンガーですが、敢えて批判を恐れずに書かせていただくと、現存するHMシンガーとしては世界一強力なシンガーだと思っています。
声域、声量が圧倒的なのは言うまでもなく、自分が表現している音楽に対する熱意と、その熱意から生まれる感情移入と説得力の凄さが、この下山武徳というシンガーの真骨頂なのです。

あと、木下昭仁のギタープレイも好きです。スウィープとかタッピングとかの派手なテクニックはあまり使わないものの、確実なテクニックに裏打ちされた構築美溢れるギターソロは、ネオクラではなく、真の正統的HMの様式美そのものなのです。

と、アルバムの内容に入る前に、いろいろと書きすぎてしまいましたが(笑)、そろそろ内容に入っていきます。
このアルバムをはじめて聴いたとき、美しいイントロの‘Rise 2001’から‘Vague Bless You’へ流れていくところのカッコよさに、いきなりノックアウトでした。
ちょっと跳ねるような独特なリフ、それをガッチリ支える超強力リズム隊、テクニカルで美しいGソロ、そして聴くものを圧倒的なパワーで煽動するVo。SABER TIGERの音を初めて聴く人がその音にハマるきっかけとしては十二分に強力なHMアンセムです。
その後、‘Small Box’、‘Live on Fast’とリフが印象的なテンポのいい曲を挟んで、バラードの‘Eternal Loop(Red)’につながっていくのですが、このバラードがまた素晴らしい。サビのメロディの美しさ、アニキの魂の歌唱は絶品です。
その次の‘Because Of My Tears’は、ちょっとSABER TIGERにしては異色の曲です。ミディアムテンポの、80年代のアリーナクラスのバンドを思わせるようなリフが印象的な曲ですが、この曲のエンディングでのアニキの絶叫は圧巻の一言。
続く‘Until The End’はDemo’99に収録されていたスラッシーですらあるスピードチューンで、ヘッドバンガーズ悶絶ものの曲です。個人的には、Gソロ後のブリッジのパートが大好きです。
当時、ライブのオープニングでもプレイされていた‘A Boy Goes Towards The Wilds’、Demoに入っていた‘Tricky And Dirty Man’、このアルバムで一番へヴィな‘Dictator’ときて、またDemoには行っていた‘Believe In Youself’。この曲もまた、跳ねるようなリズムが特徴的な曲で、大好きな曲です。
次が自分の中ではこのアルバムの中ではオープニングと並んで最大のクライマックスポイントとなる曲‘Fading Crying Star’です。SABER TIGERの曲の中ではリフ、メロディとも最もキャッチーな曲で(ポップということではありません)、SABER TIGERの曲では2番目に好きな曲です(1番好きな曲はこのアルバムではありません)。
僕が始めて彼らのライブを観たときにこの曲が強烈に印象に残って、さびのメロディを1回しか聴いていないのに覚えてしまい、この曲を探してアニキが歌っているアルバムDを全部買ったのに見つからず、当時のバンドのHPで売っていたDemo(MDでした)を買ってようやく出会ったという思い出の曲でもあります。
そして、最後はバラードの‘Eternal Loop(Blue)’でドラマティックにアルバムを締めくくります。この曲のGソロがまた泣かせるんです。

細かいところをかなり端折って書いてきましたが、本当に素晴らしいアルバムです。
ある意味、とても日本的な作品でもあるので「ジャパメタなんて」と思っている人にはとっつきにくいところはあるかもしれませんが、いい音楽を聴きたい、かっこいいHMを聴きたいと思っている人には、まず外さないと思います。

もう少ししたら、今のメンバーでかつての名曲(このアルバムの曲ももちろん入っています)を再録音したアルバム“Pragraph Ⅳ”が発売されるので、それも楽しみだし、来年2月には東京でライブをやるみたいなので、楽しみです。
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