神風のRockけもの道
我が家の“けもの道”に散らばっている音楽(主にHM/HRを中心とするRock)のこと、その他に思っていることを徒然なるままに
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Time / PARADISE INC.

最近、ラジオも聴かないし、雑誌もアルバムレビューぐらいしか読まないし、CDショップにもあまり行かないし、ライブにもあまり行かないし(へたれですね。苦笑)、HM/HRシーンでどんな音楽が主流なのか(あるいは、HM/HRシーンとよべるものが生き残っているのか…?)という情報には疎くなっています。

ただ、80年代~90年代初頭を思わせるメロディアスな作品で、しかも高品質なものが多くリリースされていることは間違いなさそうです。

そういった作品はアメリカからもイギリスからもドイツからも北欧からも(ちょっと前にこのブログで紹介したGrand Designはスウェーデンでした)出てきているような気がしますが、その流れは意外なところにも波及しているようです。

今回取り上げる、PARADAISE INC.は(日本から見て)地球の反対側の国、ブラジル出身のバンドです。
ブラジルのメタルといえば、SEPULTURA、SOULFLYのようなスラッシュ/ラウドなバンドや、ANGRA(VIPER)のようなメロスピというイメージがありましたが(ハードコアでもCHILDREN OF GAIA、CONFRONTOなどといったかっこいいバンドがいました)、このPARADISE INC.はメロハーに分類されるような音楽を演っています。

ブラジルといえば中国、インド、ロシア等とならんでBRICsと呼ばれる経済発展著しい新興国の一角をなしているので、国が発展するのにあわせて音楽も洗練されてきているのかもしれませんね(前述のバンド達は偉大なバンド、彼らが洗練されていないという意味ではありません)。

メロハーといっても、JOURNEY等の産業ロック系のキラキラなキーボードをフィーチャーしたような音ではなく、ドイツや北欧系のヨーロッパ的な香りのする音です。
バンドの成り立ち等についてはまったく知らないので、どういう経緯かはわかりませんが、デニス・ワードがマスタリングをやったりしているからか、曲によってはElectrifiedやSonic Dynamaiteの頃のPINK CREAM 69を思い起こしたりしましたし、やはりドイツ出身のメロディアスHRバンドのFRONTLINEの初期の頃の音を思い出したりもしましたし、あるいはTALISMANっぽいなと思うところもあったりします。

ここまで読まれてきて、オリジナリティがないと思われた方もいるかもしれません。
確かに、強烈な個性を発揮しているとは思いません。
しかし、GRAND DESIGNの投稿でも書きましたが、オリジナリティが乏しくてもいい作品はたくさんあるわけで、このアルバムもそんな1枚だと思います。
曲もいいし、演奏もしっかりしています。ギタリストは派手に弾きまくるタイプではありませんがなかなかセンスがいいソロを弾いていますし、シンガーも1曲だけゲストとして歌っているドゥギー・ホワイトと比べてまったく遜色のない力を持ってます。

哀愁のメロディを備えた、ポップ過ぎないしっかりとしたHRが好きな方には特にオススメです。
Idolizer / GRAND DESIGN


最近、あまり新しいCDを聴いていなかったのですが(新しく買ったとしても、70年代~80年代の作品が多いということです)、新しいCDの中ではちょっと気に入っているアルバムを紹介したいと思います。

それは、元ZEELIONのPelle SaetherがVoを務めるスウェーデンのGRAND DESIGNの2011年にリリースされた2ndアルバムの“Idolaizer”です。

1stアルバムもよくできたメロハー作品で好きなアルバムです。その頃からDEF LEPPARD的なところがあったにはあったのですが、この2ndアルバムは僕も「ついにそこまでやっちゃったの?」と思わず言ってしまったという、DEF LEPPARDそのままといっても過言ではない(言い過ぎ?笑)アルバムになってしまいました。

“Hysteria”や“Adrenalize”の頃の、良くも悪くも(?)一番洗練されていた頃のDEF LEPPARDをお手本にしていますということを主張しまくった曲に、Pelleの声質や歌い方も相俟って、そりゃあLEPSみたいになるわ、てなもんです。
LEPSぽいバンドはこの世の中にたくさんいると思いますが、このアルバムは「あ、これは“Hysiteria”ね」とか「こっちは“Love Bites”か」とか「“Tonight”ってこともあるか」とか「イントロは“Switch 625”だ」とか、曲単位で元ネタが見えてしまうこともしばしばです。わざとやってるのかなと思ってしまうぐらいです。

と、LEPSのパクりだとけなしているようにも読めてしまうことを書いていますが、LEPSを目指したからといって誰もがいい曲を書けるとは限らないのです。
そうです、LEPSに似ていようがいまいが、このアルバムの本質はフック満載の良質なメロハー作品なのです。

僕なんて、1曲目の“Get On With The Action”でいきなり引き込まれてしまいました。バラード調の曲が多いには多いのですが、スリリングなハードロックナンバーの“Oughtograugh”や溌剌としたサウンドの“Let's Rawk The Nite”など(こういった曲もあくまでLEPS的ですが。笑)、バランスもとれた構成になっていると思います。

誰かに似たバンドというと「オリジナリティがない」などといって敬遠しがちな人もいますが、しょせんロックという音楽の歴史も、偉大な先人たちの真似の積み重ねでできあがっているわけで(言い切ってしまって大丈夫か?笑)、いいものはいいと言える素直な感性を持つことでいい作品をスルーしてしまうという損を回避できるのではないでしょうか。

とりとめがなくなってきましたが(笑)、LEPSが好きな人はもちろん、メロディ派の人には是非聴いていただきたアルバムです。
Saber Tiger / SABER TIGER

土曜日に、DJイベント“Defender Of The Faith”にいつも来てくれる常連さんたちと忘年会をやったのですが、そのときに、このブログをブックマークに入れてくれてるという方がいて、「あまり更新してないですね」と核心をつかれてしまいました(笑)。
ブックマークに登録してくれている人がいるのに、いつ見ても同じ記事ばかりというのは失礼だろうということで、これからはがんばって、出来るだけ(努力目標ということで…)頻繁に更新しようと思います。

ということで、その忘年会の時に、上の方とは別の方に強力に推薦した、わが日本が世界に誇る札幌出身のバンド、SABER TIGERの2001年のアルバム“Saber Tiger”について書きます。

SABER TIGERについては、だいぶ前にライブレポートを書きましたが、大好きなバンドで、今年、新作の“Dicisive”もリリースされましたが、一番好きなアルバムを紹介することにしました。
このアルバムは、自分にとってはHeavy Metalという音楽の一つの「理想郷」のようなアルバムで、無人島に持っていく10枚のCDの中に間違いなくリストアップされる、そんな素敵なアルバムなのです。

SABER TIGERは曲も演奏も素晴らしいのですが、その中で特に好きなのが、下山武徳(通称アニキ)のVoです。
好き嫌いの分かれる極めて個性の強いシンガーですが、敢えて批判を恐れずに書かせていただくと、現存するHMシンガーとしては世界一強力なシンガーだと思っています。
声域、声量が圧倒的なのは言うまでもなく、自分が表現している音楽に対する熱意と、その熱意から生まれる感情移入と説得力の凄さが、この下山武徳というシンガーの真骨頂なのです。

あと、木下昭仁のギタープレイも好きです。スウィープとかタッピングとかの派手なテクニックはあまり使わないものの、確実なテクニックに裏打ちされた構築美溢れるギターソロは、ネオクラではなく、真の正統的HMの様式美そのものなのです。

と、アルバムの内容に入る前に、いろいろと書きすぎてしまいましたが(笑)、そろそろ内容に入っていきます。
このアルバムをはじめて聴いたとき、美しいイントロの‘Rise 2001’から‘Vague Bless You’へ流れていくところのカッコよさに、いきなりノックアウトでした。
ちょっと跳ねるような独特なリフ、それをガッチリ支える超強力リズム隊、テクニカルで美しいGソロ、そして聴くものを圧倒的なパワーで煽動するVo。SABER TIGERの音を初めて聴く人がその音にハマるきっかけとしては十二分に強力なHMアンセムです。
その後、‘Small Box’、‘Live on Fast’とリフが印象的なテンポのいい曲を挟んで、バラードの‘Eternal Loop(Red)’につながっていくのですが、このバラードがまた素晴らしい。サビのメロディの美しさ、アニキの魂の歌唱は絶品です。
その次の‘Because Of My Tears’は、ちょっとSABER TIGERにしては異色の曲です。ミディアムテンポの、80年代のアリーナクラスのバンドを思わせるようなリフが印象的な曲ですが、この曲のエンディングでのアニキの絶叫は圧巻の一言。
続く‘Until The End’はDemo’99に収録されていたスラッシーですらあるスピードチューンで、ヘッドバンガーズ悶絶ものの曲です。個人的には、Gソロ後のブリッジのパートが大好きです。
当時、ライブのオープニングでもプレイされていた‘A Boy Goes Towards The Wilds’、Demoに入っていた‘Tricky And Dirty Man’、このアルバムで一番へヴィな‘Dictator’ときて、またDemoには行っていた‘Believe In Youself’。この曲もまた、跳ねるようなリズムが特徴的な曲で、大好きな曲です。
次が自分の中ではこのアルバムの中ではオープニングと並んで最大のクライマックスポイントとなる曲‘Fading Crying Star’です。SABER TIGERの曲の中ではリフ、メロディとも最もキャッチーな曲で(ポップということではありません)、SABER TIGERの曲では2番目に好きな曲です(1番好きな曲はこのアルバムではありません)。
僕が始めて彼らのライブを観たときにこの曲が強烈に印象に残って、さびのメロディを1回しか聴いていないのに覚えてしまい、この曲を探してアニキが歌っているアルバムDを全部買ったのに見つからず、当時のバンドのHPで売っていたDemo(MDでした)を買ってようやく出会ったという思い出の曲でもあります。
そして、最後はバラードの‘Eternal Loop(Blue)’でドラマティックにアルバムを締めくくります。この曲のGソロがまた泣かせるんです。

細かいところをかなり端折って書いてきましたが、本当に素晴らしいアルバムです。
ある意味、とても日本的な作品でもあるので「ジャパメタなんて」と思っている人にはとっつきにくいところはあるかもしれませんが、いい音楽を聴きたい、かっこいいHMを聴きたいと思っている人には、まず外さないと思います。

もう少ししたら、今のメンバーでかつての名曲(このアルバムの曲ももちろん入っています)を再録音したアルバム“Pragraph Ⅳ”が発売されるので、それも楽しみだし、来年2月には東京でライブをやるみたいなので、楽しみです。
Conception / DEAD END

超~久しぶりにブログをアップします。半年振りぐらい?(苦笑)
以前はこのブログをチェックしてくれていた友人が数人いましたが、このブログはもう死んだと思っていることでしょう…
この間、引越だの何だのでごたごたしていて(引越だけか?笑)ブログの更新に手が回らなくなっていたというのが言い訳です。

で、久々に更新するブログでとりあげるのが、DEAD ENDの3ヶ月連続でリリースされるシングルの第1弾、“Conception”です。
DEAD ENDの1stアルバム“Dead Line”は当時のインディーズのアルバムのセールスの記録を塗り替える等の歴史的な名盤で、中学生のときにそれを聴いてハマリました。第2次(?)ジャパメタブーム(同じ頃にメジャーデビューしたのはANTHEM、SABBRABELLS、REACTION、PRESENCEあたり)の中では一番好きでした。
曲もいいし、VoのMorrieの独特の世界観で作り上げられた歌詞と歌唱やヴィジュアル系の元祖といわれるルックス、Cool-Joeの色気のあるルックスとフレージングセンス抜群のベースプレイ、とにかく上手い湊のDr、とあらゆる面で魅力あふれるバンドですが、僕が特に好きだったのはYouのギタープレイです。
G.リンチの次に僕に影響を与えたギタリストで、僕が自分のバンドの曲でソロを弾くときにもYouが弾きそうなフレーズをよくパクっています。
ただ、中学生、高校生ぐらいだったのでライブハウスに行くのも怖くて、生で見たのはホール級の会場でやったライブ2、3回しかありませんが…

4枚目のアルバム“Zero”あたりから路線が変わり(最近のヴィジュアル系のバンドにリスペクトされているということには符合すると思いますが)、僕の興味も薄れていき、どういう終わり方をしたかも覚えていませんが、一度解散します。
ちなみに、“Zero”というアルバムはその前の3枚のアルバムのイメージで聴くと「何じゃコリャ?」となるようなアルバムで(音楽も歌詞も)、若かりし当時の僕もガッカリしましたが、耳が肥えた今聴くと非常に優れた作品で、好きなアルバムです。

そんな彼らが“Metamorphosis”というアルバムを引っ提げて復活したのが2009年でした。昔に戻ったという前評判で、楽しみにして聴いてみたものの、正直、あまりピンときませんでした。好きな曲ももちろんありますが、どうも入り込めないというか。
渋谷アックスで復活ライブも観ましたが、古い曲があまりに好きすぎて、新しい曲の印象は薄かったといわざるを得ません、残念ながら。

という非常~に長い前置きになりましたが、つい最近リリースされたばかりのシングル“Conception”の話に入ります(笑)。
DEAD ENDの作品はほぼ全て買っているので買いましたが、上に書いたようなことがあったので、期待半分、不安半分でした。
そんな中でタイトル曲のConception聴いたわけですが、まずイントロのリフを聴いて、「おっ、いいじゃん!」となり、不安ではなく期待のほうに針が振れました。
かつてのDEAD END節が戻ってきたという印象では決してありませんが、疾走感のあるメタル然としたリフは十分に僕の気持ちを捉えました。
歌が入ってくると、Morrieの歌唱スタイルやメロディの乗せ方は、逆に往年のDEAD END節を彷彿とさせるものでした。
そして、やはり期待を裏切らないのがYouのギタープレイです。決して派手に弾きまくるようなソロではありませんが、メロディセンスは衰えることがないんだなと、つくづく感心させられました。
カップリング曲はKiss Meという曲で、こちらもメタルをやっていたDEAD ENDを好きだった僕の耳にも十分馴染む音です。ただ、Conceptionよりは、ちょっと落ちるかなという印象です。

これから、12月、1月と連続でシングルをリリースするようですが、“Conception”は、僕にとってがそれを楽しみにさせてくれるような作品でした。
極・夜(Polar Night)/霜凍前夜(FROSTY EVE)


漢字とアルファベット、どっちが正式名称でどっちが補足なのかはわかりませんが、このバンド名やジャケットの絵を見て、勘のいい人なら気づくと思いますが(ていうか、普通気づくだろう。笑)、中国出身のバンドです。
ということで、今回は霜凍前夜というバンドが2009年にリリースしたアルバムを紹介します。

中国といえば、GDPも日本を抜いて世界2位、アメリカ国民に対する意識調査でアジアで重要な国も日本を抜いて1位となり、文字通り世界の大国になりましたが、そうはいっても政府の厳しい統制が敷かれた共産主義国家なわけで、実際のところ欧米の文化がどれほど浸透しているのかは日本から見ている限りではよくわかりません。
10年近く前に、仕事の関係で上海に行きましたが、そのときも上海の中心部以外はまだまだ途上国というイメージが強く、ホテルと空港以外では英語も通じない国でした(自分の英語も片言ですが…)。
実際、経済やスポーツは世界のトップクラスにありますが、(欧米的な)エンターテイメントの世界ではまだまだこれからなのかなと感じています。

そんな僕の中国に対するイメージからは、メタルもそんなにレベルは高くないのだろうと思っていました。
しかし、侮ってはいけません…。このバンドはカッコいいです。

今は名古屋本店のみの営業になってしまったDisc Heavenがまだ新宿に店舗があった頃、店内で試奏してもらったこのCDを即買したのです。

やっている音楽は、大雑把に言えばCHILDREN OF BODOMの系列に分類されるであろう、キーボードをふんだんにフィーチャーしたメロデスです。

このバンドのどこに魅かれるかというと、何しろ曲がカッコいいです。
メロデスとはいっても、Voのシャウト以外はむしろ正統派HM的な音楽で、キーボードの使い方もツボを得た感じです。

やはり同じアジア人でメロディセンスが我々日本人と近いのか、琴線に触れるメロディがあちこちに散りばめられていて、ギタリストのリフ作りのセンスはなかなかのものだと思います。
たまに80年代のジャパメタを思い起こすかのようなテイストのリフやメロディが顔を出すあたり、僕好みなんでしょうね。

ギタリストは、アレキシのように派手なテクニックで弾きまくるタイプではありませんが、しっかりとしたテクニックを持って安定したプレイを聞かせるギタリストだと思います。そのほかの人たちの演奏も安心して聴けるレベルだと思います

ただ、サウンドプロダクション等も含めて、まだ一流といえるレベルではないということも確かだとは思います。

皆さんもご承知のとおり、何しろ中国は模倣上手な国で、その国民がやっているバンドですから、今はまだ高品質のコピー品というのが実態かもしれません。これからもっとオリジナリティ(中国らしさ)を出して、サウンドプロダクション等に力を入れてしっかりやっていけば、中国国外で戦えるポテンシャルを持ったバンドだと思うので、今後の動向を見守っていきたいと思います。
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